催眠療法

催眠療法とは?

 催眠療法は、古くから用いられている心理療法のひとつです。

 催眠とは、心身ともにリラックスして自分の心の内側に意識を集中した状態のこと。

日常生活では、人とのやりとりや現実生活のあれこれに意識が向かっているため、自分の心の内側(様々な感情、知覚、記憶、インスピレーションなど)にすべての意識が向いているとはいえない状態です。

 催眠によって体の力を抜いて心身がリラックスした状態になることで、ふだんは外側に向けられている意識を自分の心の内側に集中させ、抑えていて自分でも気づいていない深層心理をリラックスして自分の心に集中した状態を催眠状態と呼びます。

 この催眠状態になることで、ふだん気づくことのない自分の内面を知り、自分の心と向き合う心理療法が催眠療法(ヒプノセラピー)です。

 

 催眠は、テレビなどのメディアで、人を意のままに操る魔術のような扱いを受けたりしてきました。しかし、心理学の歴史の中では無意識の研究を行ったフロイトが初期の研究で用いていたり、現代催眠の基礎を作ったミルトン・エリクソンの活躍など、心理療法のひとつとして発展してきました。

 また、医療の中でも、第1次・第2次の世界大戦やベトナム戦争などで心に傷を負った「戦争神経症」の兵士たちの治療で用いられるなど、本当は、まっとうな心理療法として実践・研究されてきた方法なのです。

私が行っている催眠療法

 私がカウンセリングの中で行っている催眠療法には、次のようなものがあります。

 

☆ イメージ療法

 様々なイメージを通して隠された自分の心を体験し癒していく 

☆ 退行催眠療法

 過去の記憶を思い出すことで癒す 

☆ リラクゼーション

 呼吸やイメージを使って、心と体をリラックスした状態にする方法。家でも自分をリラックスさせてあげることが出来るようになります。

 

 これらの催眠を用いた催眠療法は、土の中に埋まっていたダイアモンドを土から掘り出し、そこについている汚れを取り除いてピカピカに磨いたりすることで、ダイアモンドがいっそう輝くようにメンテナンスしてあげる方法と言えるでしょう。

どんな体験をするの?

 催眠療法での体験は、ひとそれぞれ。映像が浮かぶ人、イメージや言葉が浮かぶ人、 見えたり聞こえたりはしなくても、感情が湧き上がったりする場合もあります。

自分の意識はありますので、心配はいりません。リラックスし、安心して心を見つめ、感じることの出来る安らぎの時間が訪れます。

 また、複数回の催眠療法を受け、催眠に慣れていく方の中には、過去の時代に自分が
生きていた別の人生(過去生・前世)と思われる記憶を思い出し、そこから人生のヒントを得る体験をされる方もおられます。

 

催眠療法の進め方

 カウンセラーの誘導で催眠状態になり、これまで見てこなかった様々な感情や記憶が 意識の表面に表れてきます。こうした感情や記憶を体験し、見つめていくことで、今の自分の問題を引き起こしている原因となるものを解放したり、現在の状況に隠された意味や、自分でも見えていなかった本当のに気持ちに気づくことが出来るようにカウンセラーがサポートしていきます。

 

 また、催眠療法終了後、フォローアップのカウンセリングを行います。ここでは、催眠療法で体験し気づいたことを振り返り、現実での生活につなげ、生かしていくことが出来るように話し合います。催眠療法の中で疑問に思ったこと、気になることについてカウンセラーに質問することもできます。

催眠をお受けいただけない場合があります

 催眠状態への入りやすさや、催眠療法への向き不向きについては個人差があります。

 また、辛い感情や記憶と向き合うこともありますので、催眠療法を用いるかどうかについては、初回のカウンセリングでよく話し合ってから決めるようにしています。

 

 催眠療法を行うことで、かえってその方に不利益が生じるリスクがある場合は、催眠療法をお引き受けできない場合もありますのでご了承ください。

 

催眠療法をお断りする場合(重要) ※以下のような場合、催眠療法は行いません。

☆ 幻覚や妄想、その他の精神症状が重篤な方

☆ 統合失調症を治療中の方

☆ 妄想症状や自殺企図・強い希死念慮等を持っている方

☆ 自他への攻撃(怒りや傷害)、衝動的な行動を取りやすい方

☆ 薬物やアルコールに依存する問題を治療中の方

☆ その他、医師による専門的な治療が必要と判断された方

☆ 妊娠されている方については、母子の心身の安全のために

   催眠療法を出産後まで延期されることをお勧めしています。

どんな効果があるの?

 催眠を用い、記憶を遡って過去を再体験することで、苦しみや悩みの原因となっているトラウマを掘り起こし、それを認め手放していきます。

 リラックスした深い催眠に入ることで、自分の気付いていない心の部分に触れ、問題の糸口を見つけていきます。悩んでいることの原因は何だったのか、そのことにどういう意味があったのかを理解することで、罪悪感や自分を否定することから解放され、心が癒されていきます。

どこで催眠療法を受けたらいいの?と迷っている方へ

 催眠療法を受けたいと思っていろいろなセラピストのホームページを調べてみた方も きっとたくさんいらっしゃるかもしれませんね。

 10数年前、私自身が初めて催眠療法を受けた時も、どこの誰から催眠療法を受ければよいのかわからず、ホームページをくまなく探しまわって、実際に催眠療法を受けるまではとっても不安でした。「あやしい宗教に勧誘されるんじゃないか?」とか「高額な料金を請求されたらどうしよう??」とか(笑)

 

 当時に比べれば、今は催眠療法がずいぶん世間一般に受け入れられるようになりましたが、「受けてみたいけど、なんかちょっと怖い気もする (-_-;) 」と思っておられるかもしれませんね。その気持ち、ようくわかります。 

「カウンセラー」も、いろいろ

 「よし、催眠療法を受けよう!」と思って実際に探し始めてみると、これまた大変。

  様々な経歴を持ったカウンセラーがおられますし、どんなトレーニングを積んで、どんなことを学んできたのかについても、いろいろな名前の資格がありすぎて今ひとつよくわからない。「どこで誰の催眠療法を受けたらいいのかわからない(-_-;)」と、迷った経験のある方も、たくさんおられるのではないでしょうか?

 

 現在は、催眠療法を行っている方が全国に本当にたくさんおられますが、どのような

場所で学び、臨床経験を積んできたのか、どのくらい年数の経験を積んでいるのか、精神医学や臨床心理学の知識は持っているのか、といった視点からいうと、その方のカウンセラーとしての力量や信頼性にはばらつきがあるのが現状です。

 数日~数週間の催眠療法のセミナーを受けたばかりで臨床経験の少ない人も、大学・大学院の専門課程で心理療法や精神医学の基礎を学び、実際の現場で心理療法の経験を積んできた人も、現状では、カウンセラーという名称でひとくくりにされていますから、催眠療法を受けたい方が「どこで誰の催眠療法を受けたらいいかわからない」という戸惑いを感じてしまうのは無理もないですよね。

 

 臨床心理学を学んでいれば、よいセラピーが受けられるかというと実際のところ、そうではないかもしれませんし、臨床心理学や精神医学を学んではいないけれど、持って生まれた才能と誠実さ、愛情深さですばらしい癒しを行っているカウンセラーもいらっしゃると思います。

  どのカウンセラーと出会い、どのカウンセラーを選ぶかはそれこそ、前世からのご縁なのかもしれませんが、どうせなら、信頼できるカウンセラーと出会いたいですよね?

たしかな経験と知識に基づく、安心・安全な催眠療法

 私も、世の中で催眠療法をやっているたくさんのカウンセラーの中のひとりです。

 その中で、「どのカウンセラーの催眠療法を受けるか」についての選択の参考にしていただければと思いますので、以下、私が学んできたことと、心理療法の経歴を書紹介します。

 

 大学を卒業(哲学・人文学専攻)した後、大学院で臨床心理学を専攻し心理学(修士)を修了。臨床心理士を取得しています。

《 主な臨床歴 》

・障害者福祉施設職員

・大学学生相談室カウンセラー

・専門学校学生相談室カウンセラー

・スクールカウンセラー(小中学校、高等学校)

・EAP(企業・個人を対象としたカウンセリングを行う企業)カウンセラー

・医療系・福祉系・介護系専門学校 講師(心理学)

・東日本大震災 被災地域での緊急派遣カウンセラー

 

 心理カウンセリングの仕事をしながら、ホリスティックな癒しを取り入れた「新しい時代の心理療法」を行うようになって十数年になります。 

 催眠療法は、素晴らしい癒しをもたらす方法です。しかし、一部には、催眠療法・前世療法を受けることにリスクを伴う方もいらっしゃるのも確かですので、お客様のカウンセリングを行う時には、これまでの心理療法や精神医学の知識・経験から、「この方が催眠療法を安全に受けることができるのか」をきちんとお話を伺って判断する、という姿勢でセラピーを行っています。

 素晴らしい癒しや気づきをもたらす催眠療法です。それでも、受けることに不安を持っている方に、安心・安全なカウンセリングを提供できればと思っております。

 

 奥深い心の世界の探究。ごいっしょしてみませんか?